新6年生とゲーム(1902)
新6年の授業が始まりました。
貴重な試験休みの間ですが、息子は気合が入る様子もなく、タラタラと過ごしていました。
最近、「ゲームとの接し方」がだんだん問題になっていて、先日は「ゲームがしたい」と騒いで、父子の言い争いがあったようです。
その際、息子は私に電話をかけてきて、
「だんだん塾の勉強がしんどくなって、止めたいと思うこともある。止めたらどうなるの?」と言いました。
(ゲーム騒動には一切触れず)
この手の話を毎回真に受けて騒いでも仕方ありません。
どうなるのかは想像してごらん。自由時間がどっと増えるということではないよね。
学校の勉強に今まで以上に集中してもらうことになる。
受験勉強も、自分の頭で考えて、進めることになる。
模試をきちんと受けていけば、中受の本番は迎えられると思うけど、
厳しい指導を欠いた状態で進んだ場合、今の希望校に合格できるかは正直わからない。
中学受験自体をやめることも、真剣に考えて、本気でそうしたいなら、止めるつもりはないよ。
その結果、どういう進路になるかはもう十分知っていると思うし、そこからの人生だって、別に悪いことはないから。
と、淡々と話しました。
私が帰宅すると、「息子に勉強を強いるのに疲れた」と弱気な夫。
それでも、「受験止めたい」は、子供なりのストレス発散、反抗期の表現の一種だから、毎回真に受けても仕方ありません。
傾聴、寄り添い共感、励ましで、彼のメッセージを受け止め、発散させ、元の場所に戻ってもらうしかない。
夜遅く塾から帰宅した息子は、私の怒気?を感じたのか、ゲームの話は持ち出さず、
「新しいクラスには〇君もいた」
「△△の授業、最初が苦手な先生で、次は好きな先生だった」
「コアプラス,DCTは結構できた、たぶん一問だけ間違い」などなど
落ち着いた様子で話し、おとなしくご飯を食べて寝ましたが。
そろそろ、「ゲームのある生活」に終止符を打つ時期が来たように思います。
大人のアルコール依存症と同じです。こどものゲーム依存症。
まだ幼い小学生に「ゲーム中毒になるな」と言うのが土台無理な話だったのです。
機嫌のよいとき、調子のよいときは、適量(適切な時間)で付き合えますが、
調子の悪い時、虫の居所が悪いと、とたんに執着し始め、騒いで、要求を通すまで、親に媚びたり、脅したり、散々駄々をこねます。
夫は「テストの結果がよければ、次のテストまで一日15分ずつぐらいはいいことにしたら?」と言います。
それも一つの案ですが、そのケースだと、今までのところ「今日は~~がんばったから〇分やらせて」などという不毛なやり取りが発生し、
時に折れ、時に断り、親自身もゆらゆら定まるところがありません。
今日帰ったら、一度、きちんと話をしようと思います。
「親として、あなたがその精神年齢でゲームと勉強の両立ができないと判断した。
本番入試まで一年を切ったこのタイミングで、一度ゲームを断つことにします」と。
アル中のおじさんのような罵詈雑言が飛び出すのかどうか。
息子だけでなく、親も何かの誘惑を断ち切ることで、本気を見せられたらいいと思います。
夫に話したら「スマホかな、テレビかな」と言われました。
実際、子供の勉強中にスマホやテレビを楽しんでいたのは、申し訳なかったのかも、と反省し、こちらもすっぱり止めて、読書や自学に勤しむよう姿を見せていくことで、決意を示したいと思います。