junie's blog

2020中受終了息子の備忘録と入学後の徒然

受験小つれづれ(お母さま編)

私立小生の母親って、みんな優雅な有閑マダムなんでしょ?というイメージはあると思います。

うちが通っていた郊外の小学校の場合、じっさい専業の方が多かったですが、優雅ではあるにしろ、まったくもってお暇ではなく、むしろ、かつてはCAや商社などでバリバリ働いていたけど、家庭のミッションのために退き、ワーママよりよほど多忙な日々を送っている、というパターンが多かったです。

私なぞ子供のためにしごとを辞めるほどの甲斐性もスキルもありませんでしたから、仲良くなった専業ママ達にその暮らしぶりを聞くたび、すごいな、スーパーウーマン過ぎるよ・・・と感嘆するばかりでした。

そこで、受験小の少数派・ワーママから見た多数派・専業ママたちのインプレッションを少し・・・

まず、もっとも多い開業医妻さんの場合、完全なワンオペが一般的です。

(子供を介してのお付き合いなので、子供の話が前提になります)

お子さんの成績管理、学習管理、学校対応、躾、習い事全般について、医師になる前提での高次完成が求められます。幼児教室に始まり、小学校受験、中学受験、大学受験のすべてに精通し、我が子に最適なコースを準備するのがミッションです。

ご兄弟がいるケースが多いので、自動車免許を所持したうえで、各幼稚園、学校の送迎及び、塾・お稽古の送迎を担います。兄弟で異なる私・国立小に通わせているパターンもあり、大変そうでした。

多くの私立は、制服のまま塾や習い事へ行くことを禁じており、学校帰りに自宅へ寄る暇がない場合、車で迎えに行って(それも学校付近はNGなので、少し離れたコインパーキングで合流)、車内で着替えさせ、軽食を済ませて、塾へ送るのも普通のことでした。通学、通塾のために別宅がある場合は、そちらの管理と本宅の管理も同時進行です。

また、二世帯同居も自然多いわけですが、義父母の食事の支度や病院の送迎と、介護が加わる場合が多々です。お元気だとしても、どこへ出かけるにも送迎を頼まれて大変とぼやく方もいました。

ご家族以外でも、クリニックの経営・スタッフ管理を大なり小なり担っていたり、地元、仕事関係のお付き合いが広く深いのもハードです。地元の有力者ということで、地域ボランティアやPTAで大役を振られたりします。

私立のPTAは、役員推薦の打診が合ったら基本断らないのが不文律なので、どんなに忙しくても笑顔でお引き受けです。そして、先生方と上手に付き合いながら、大役をさらっとこなすのです。(挨拶、司会進行もお手の物です)

超・核家族で自分たちのことだけでいっぱいいっぱいな私からすれば、本当になんというバイタリティにあふれた女性たち!かつ、上品で優雅なたたずまい、誰にでも優しく親切、でも我が子には厳しく、先生方を敬い、学校への協力を惜しまない、その姿はじつに、じつに母の鑑なのです。

中学でもそんな方たちに巡り合えるのが今から楽しみです(飲んでも超!楽しい人ばかりだったりする)。