junie's blog

2020中受終了息子の備忘録と入学後の徒然

受験小つれづれ(大前提編)

先日、中1の保護者会があったのですが、ふと、私立出身の保護者が結構いるのではという印象を持ちました。見た目や話しぶりからそう思ったのと、わざわざ「どこから」と明かす方もいらして、どちらかというとカジュアルで私立組は少ないイメージの学校だっただけに意外でした。

 

某所にて21年中受組の様子を伺わせていただいているのですが、最近は、私立小の外部受験の厳しさが話題になっています。
じっさい、小受でも、付属幼稚園に通われてるお子さんの外部受験は、絶対秘密主義で進めると聞いていたので、さもありなんです。
学校側のプライドや囲い込みで子供の進路の自由を阻むのは止めてほしいですが、学校といえど企業ですからやむを得ないのかもしれません。

 

さて、我が家が通った受験小のメリットは、受験が終わった今になって、つくづく実感しています。私立小と塾のダブルで教育費はかかりましたが、家庭のフォローが足りなかった分をしっかり支えてもらったと感じています。

うちはフルタイム共働き家庭で、子供には大学進学を希望しているので、プラン作りが大切です。

 

息子が1歳から通った認可保育園は、遅くまで手厚く、年少以降は音楽や遊びの指導をいただけ大変恵まれた環境でした。

そのうえで、小学校に上がってからの過ごし方を想像したとき、放課後や長期休みのフォローが無くなるのなら、せめて充実した環境を与えたい、具体的にはカリキュラムがしっかりしており、教師が責任をもって指導してくれるところに入れたいという考えに至ったわけです。

 

今も昔も私立小といえば、幼稚舎を代表とした大学附属こそがメジャーであり、数少ない受験小といえば、御三家受験を想定した医師家庭で独占されているというのが都会の常識だったようです。

 

しかし、小受のカジュアル化が進み、受験小も生き残りをかけて、活発に宣伝を行うようになりました。わが家は地方出身の一介のサラリーマン家庭に過ぎなかったので、そんな受験小の常識すら把握せぬまま、大学附属に落ちた流れでうかうか入学してしまったのです。

 

じっさい問題、常識を踏まえて両親のどちらかが医師であるご家庭が4~5割はいたと思います(もっとかも)。残りは、国家公務員、士業、教員、自営業、一部上場企業勤めなどの教育熱心な家庭といった感じでした。

 

とはいえ、生徒全員御三家に受かるはずもなく、ただ、全員で受験に臨む、競い合う環境が与えられるだけです。でもそれこそ唯一無二だったのです。そういうわけで、最近は、我が家のように裕福でなくても、環境を買おうと通わせる層が増えているのが実態のようです。