2/1③
「え~同じ問題が出たの?」と聞くと、そういうわけじゃなくて、
入試に出そうな作品紹介のプリントに載っていて、簡単なあらすじを知っていた、
だから問題文読む時間を短縮できたといいます。
なるほど~うちは読むのが遅いから、そのショートカットは非常に効果ありなわけです。最初の科目で弾みがついたおかげで、残りの科目も威勢よく解けたとのこと。
よかった~よかったな~!Sに感謝だし、その紹介プリントをまじめに読んでいた君も偉いよ!と褒めちぎります。
それで、先ほどの校内カフェテリアに戻って、調達したコンビニサンドでランチと洒落こむことにしました。
と・こ・ろ・が。
誰も、だーーれもいないのです。
なぜ?どうして?
確かに、事前に試験後のカフェテリアの利用の案内等はなかったです。
そのためか、午後受験組も帰宅組も、潮が引くように帰ってしまったようなのです。
勝手ながら、午前校のこちらで食べるつもり満々だったので、困惑する私。
一応、今朝、入試開始前に案内の学生さんに「カフェテリアで昼食とってもいいですか」と質問していて、その時は「👦大丈夫と思います」と答えてもらってはいました。
でも、学生さんも絶対の自信がある感じでもなかったし、
もし、そのあと、本当はだめだとわかって訂正しようにも、私を見つけることができなかっただけかも!!不安に苛まれる母です。
息子に、「本当はここで食べたらだめと言われるかもしれないから、言われたら、どこかすぐ移動しようね」と話します。
「えーでも空いてるんだし別にいいじゃん」とのんきな息子です。
すると、誰かが入って来ました。
作業着を着た、どうやら清掃の方?
「す、すみません。ここにいちゃだめですか?食事をとろうと思っておるのですがっ」と焦って聞きました。
すると 少し考えて
「んー大丈夫だと思いますよ。念のため、ちょっと聞いてきます」と何処かへ。
「す、すみません」
そして、しばらくして戻ってこられて。
「17時に閉めるのでそれまでに出てもらえたら大丈夫です。
あと、ほかの受験生の方は皆さんお帰りになってて、東門ももう閉じてますので、
すみませんが、出るときは正門からでお願いします」
なんとご親切な!!!勝手にご縁を感じまくる母です。
「ありがとうございます、食べたらすぐに出ますので」
息子はすっかりくつろいで、我が物顔でカフェテリアを満喫しています。
用意したホットサンド、フルーツサンド、わらび餅をどんどん平らげます。
母もようやく気が休まり、ここで14時近くまで休憩させてもらったのでした。